深谷Biiki 第6号
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44「深谷と富岡」の関係富岡製糸場と絹産業遺産群世界文化遺産登録祝換気を重視して蚕を飼育する「清涼育」を実現させた田島弥平の旧宅(文久3年・1863年築)。瓦屋根に換気設備のある近代養蚕農家の原型となる。田島弥平旧宅(伊勢崎市)明治5年に明治政府が設立。フランス技術を導入した日本初の本格的製糸場によって、国内の養蚕・製糸技術を世界一の水準に牽引した。富岡製糸場(富岡市)富岡製糸場世界文化遺産登録 「富岡製糸場と絹産業遺産群」は2014年6月、貴重な文化遺産として普遍的な価値が認められ、ユネスコ世界遺産として登録されました。 富岡製糸場は1872年(明治5年)、日本初の本格的な器械製糸工場として誕生。高品質な生糸の大量生産を可能にし、西洋式の器械製糸技術の発展や養蚕業の技術革新に貢献しました。それらの技術は国内・世界各国に広まります。富岡製糸場、田島弥平旧宅、高山社跡、荒船風穴は生糸生産の技術革新の主要な場となり、日本の近代化と国際化を促す役割も果たしました。44写真提供/群馬県写真提供/富岡市・富岡製糸場

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